「スロットでは、何を優先すべきか?」という命題がスロッターにはつきまとう。「金」だろうか? 金だとすると、幾らくらいだろう?
あればあるで、もっと欲しくなるのがお金というもの。満足する勝ち金というのはあるのだろうか? 1万くらいだろうか? 3万は必要だろうか? いくら3万円が欲しくても、3万の期待値を得るには、期待値の取りやすい台、たとえばGOD凱旋だとしても、1日に8台も9台も打たなくてはいけないわけで、待ち時間や移動時間を含めないとしても(そんなことはありえないが)8時間も9時間もかかってしまう。時間は有限であり、1日は24時間と決まっている。その使い方も、ギャンブルである。
というわけで、ぼくの理想は、スロットに3~4時間、そしてスロットをしている時間と同じだけ、文章を書く。これなら無理なく毎日できる。というものなのだけど、現実は机上の計算通りには進まない。どういうわけか、朝の5時半に目が覚めてしまったのだった。こんな時間に目が覚めてしまうと、3~4時間文章を書いたら最後、1日のノルマは終わったのだから、という名目で、パチ屋で遊びたい放題じゃないか。
うーん。それはそれでありなのか?
しばらく布団の中でウダウダしていたが、迷ってる時間がもったいないので起きることにした。書きかけの小説の続きをカリカリ書いて、カリカリ書いて、キリのいいところで切り上げ外に出る。どこへ? パチ屋へ。
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