先日、パチンコ屋の待合室でスポーツ新聞を読んでいたところ、

「久しぶりー」と声をかけられて、顔を上げた。


ぼくはパチンコ屋で他者とコミュニケーションをほとんどとらない人間であるから、当然、その声をかけてきた人は知らない人である。


目が合って、時が止まった。

往年のグレイを彷彿とさせるような髪型のビジュアル系男子である。あるいは狩野英孝風のギャル男である。

ぼくの好きな言葉で言うところの境界線上の人物である。


それはせいぜい一秒か二秒の間だった。


「させん。間違えました」と男は言って、すたすたと去っていった。


これが世に言う時間泥棒の手口である。


一秒か二秒か。

あの止まってしまった時間を返して欲しい。心から。


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