書くこと、賭けること

書くことを賭ける。賭けることを書く。とどのつまりは遊び。Life is the gambling you know?

「寿という言葉は経験による人の円熟という意味に使われていた」
「成功は、遂行された計画ではない。何かが熟して実を結ぶ事だ。其処には、どうしても円熟という言葉で現さねばならぬものがある。何かが熟して生れて来なければ、人間は何も生むことは出来ない」

小林秀雄「考えるヒント」より

2016年09月

キター!祝言モードストック2本。バジ絆、ここで勝たずにどこで勝つ!

KIMG8588

止まぬ雨なんてないかもしれないけど、どこまで続くかは誰にもわからない。やれやれ。


にほんブログ村 スロットブログへ 
「1日1ポチで寿を文壇へ!」
頼む。 
 続きを読む

♯4「優位性について(またはネットビジネスでつまずく理由について)」

KIMG8368 - コピー


ドラゴンボールの生みの親(のひとり)、伝説の編集者、元ジャンプ編集長のトリシマさんは、「友情・努力・勝利」というジャンプのスローガンに対し、こんなことを言っている。

ああ、全く無意味ですね。あんなのはバカが言うことですよ。


原文はこちらから→伝説の漫画編集者マシリトは言う 

鳥嶋氏:
 まず一つ言うと、僕は作家のエリアには入らないんです。よくストーリー作りに参加している編集がいるけど、あんなのは二流の編集のやることだね。そういう編集者が関わった作品はスマッシュヒットにはなっても、決してビッグヒットにはならない。じゃあ、ビッグヒットを生む最大のコツは何か分かる?

――いや、さすがにちょっと(笑)。

鳥嶋氏:
 簡単。「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」ですよ。
 いかに作家に無駄弾を撃たせて、いかに何度もダメ出しをして、最後には作家に「自分は他人よりなにが優れているか」を悟らせるか、これに尽きるんだね。

 編集の側から「こうすればいい」とサジェスチョンしても、結局は作家の身にならない。作家自身に自分で気づかせる以外にないんです。ということは、編集の仕事は短時間に的確にダメ出しを繰り返すことに尽きるんだよ。まあ、技術論のレベルでの指導もしていくわけだけどね。

――でも、作家自身で自分が本当に「描きたいもの」に気づくのって、ずいぶんと難しくないですか?

鳥嶋氏:
 そこでもう一つの話になるんだね。
 作家には「描きたいもの」と「描けるもの」があるんだよ。そして、作家が「描きたいもの」は大体コピーなの。既製品の何かで、その人がそれまでの人生で憧れてきたものでしかない。

 鳥山明さんであればアメコミっぽい作風だとか、そういうものが「描きたいもの」としてあったけど、そこからヒット作はやっぱり出てこないんです。実際、鳥山さん自身の「描きたいもの」は、申し訳ないけどつまらないんですよ(笑)。

佐藤氏:
 なるほどねえ。まあ、ストーリーテラーという人でも実はないからね。

鳥嶋氏:
  そこに彼のボツの歴史があったんです。色々と彼はカッコいい絵柄の作品だとかを描いてきたけど、最後には「則巻千兵衛」というオッサンと「アラレちゃん」というメガネを掛けた女の子に行き着いた。でも、それこそが彼にしか描けないキャラクターだったんだね。そこに辿り着いたときに初めて、彼はヒット作家になった。

――いかにも日本風のダサい、則巻千兵衛やアラレちゃんこそが鳥山明だけの「描けるもの」だった。

鳥嶋氏:
 結局、ヒット作はその人の「描けるもの」からしか出てこないんです。それは作家の中にある価値観であり、その人間そのものと言ってもいい。これをいかに探させるかが大事で、そのために編集者は禅問答やカウンセリングのように色々なことを対話しながら、本人に気づかせていくんです。

 すると、本人にしか出せないキャラクターが、まさに則巻千兵衛のようにポンと出てくる瞬間がある。ここにその作家の原点があるんだね。そして原点的なものは、まさに言葉本来の意味で「オリジン」(※)なんです。「オリジナル」であることの真の意味とは、そういうことなんですよ。


おそらくは、創作者にとっての優位性の話だ。

自分―他人の壁を超えるナニカ。これが表現における才能なのだ。個性やセンスや才能は誰にでも備わっている。が、他人に伝わるかどうか。作品を鑑賞する人間が我がことのように感じられるかどうか。ここに作家の成功を分ける鍵がある。

伝説の編集者は言う。
「漫画の技術というのは、基本的には全て分かりやすさから来てるんですよ」と。おそらくマンガの優位性もここにあるのだろう。

たとえばi-phoneの成功は、デザインの秀逸さもさることながら、ボタンがひとつしかない、というウリも大きかったように思う。

スロットもそう。ジャグラー、ハナハナの隆盛を見る限り、シンプルさは取っつきやすさである。バジ絆にしてもそう。システムそのものは複雑であるが、巻物を引いたら1/4でBC、BT(中の絆高確)は該当小役を引けば熱い。根本的なゲーム性はわかりやすい。

人間の精神は、土台、保守的であり排他的なものだ。だから新しいものを見ると、何だこのクソは、と思いがちである。ならば、目指すべきは、今までになく、かつわかりやすく、心地よいもの。商売をはじめるとしても、この公式は活かせるように思う。ただし、優位性だけがあっても、商売は成立しない。

難波商人の父を持つ作家、脚本家の藤本義一が、生前、こんなことを言っていた。

儲ける、という字は、信と、者、という字に分けられる。
お互いが信じ合ってる者同士しか儲からない。信用があって、はじめて儲かるのだ
、と。
もっと分けると、人、言、者という風に分けられる。
人(自分)と、者(他人)の間に必要なのは言葉だ
、と。

結局、ネットビジネスを志す大半の人がうまくいかないのは、自分のことしか考えていないからだ。パチ屋の中ではそれでよかった。が、職業は違う。自分の優位性のみならず、相手にとっての優位性を考える必要がある。何をするにせよ、サービスの基本は、一対一のコミュニケーションなのだ。

ということで、次回はぼくという人間の行動における優位性について書いてみようと思います。
にほんブログ村 スロットブログへ  

下書き30時間。清書30分。推敲20分×4=2時間半



 すべての書かれたもののうちで私が愛するのは、自分の血で書かれたものだけだ。
血で書け。そうすればきみは、血が精神であることを経験するだろう。

フリードリヒ・ニーチェ 永井均訳
「ツァラトゥストラはこう語った」
読むことと書くこと、より


追伸

先日、こち亀最終回ということで5年ぶりに週間少年ジャンプを購入した。新鮮な発見はひとつもなかった、ということだけが発見だった。今までになく、かつわかりやすく、心地よく。言葉にすると簡単だが、それを実行することの難しさを想う。

 

駿府城から駿府城へ。バジ絆イージーモード突入か!?


KIMG8514

バジリスク? わりと好きです。現実の世界で駿府城まいっちゃうくらい。

寿、リアルな世界の駿府城にまいる


にほんブログ村 スロットブログへ 
「1日1ポチで寿を文壇へ!」
頼むよブロウ。                       続きを読む

♯3「じゃあスロプロって何が得意なの?」

21世紀の文盲とは、読み書きできない人ではなく、学んだことを忘れ、再学習できない人々を指すようになるだろう。

アルビン・トフラー

KIMG8491


これはもう断言できるけど、パチ屋に賢い人はいない。
じゃあ賢い人はどこにいるのか? ……パチ屋にいるぼくにわかるはずがない難問である。他の人に聞いてほしい。

ともあれ、頭の悪さは、基本的には弱点でしかないが、ある特定の条件下では武器になりうる(可能性がある)。マジ? ドコ? ココ。そう、フロンティアである。攻略本が出てない最前線においてはゼンツマンが勝ち抜ける可能性がある。

ドラクエでいう、「ガンガンいこうぜ」

「海賊王におれはなる!(ドン)」

無論、ルフィに知性を求めてはいけない。

なぜ、頭の悪さ(思慮の浅さ)が未知の世界を攻略してしまう(ことがときに起こる)かというと、考えなしの行動は直線的だからだ。単純に目的地までの距離が近いのである。が、当たればデカいが、外せば死亡。そんなギャンブルを打ってはいけない。今まで何のために期待値を追ってきたのか?

現実的な選択肢としては、まだ成功者のいないジャンルの中で優位性を探る、ということになるだろうか。歴史の最前線で起きていることを探るとき、やはり道しるべ(または叩き台)になるのは歴史である。

以下は、1980年にアルビン・トフラーという未来学者の出した「第三の波」という本で提示された人類(または西洋文明)の成果である。

1、農業革命

2、産業革命

3、情報革命

これらの革命のトリガーとなったのは、すべて道具である。農耕は土器、石器によって。産業革命は蒸気機関によって。そして情報革命はインターネット。我々が今立っている場所は、情報革命が成立しようとしている端境期(はざかいき)なのだ。

そこから一歩進んで、以下のような疑問を立ててみるのは未来を占う一助になるかもしれない。

農業の革命によって生まれた仕事は何か?(廃れた仕事は何か)

産業の革命によって生まれた仕事は何か?(廃れた仕事は何か)

情報の革命によって生まれた仕事は何か?(廃れた仕事は何か)

……というか、今日は文体が硬くて肩が凝りましたね。ティーブレイクを取りましょう。


閑話休題

(話の腰を折るようだけれども、そもそも論として、スロットをやめて何か新しいことをしよう! と新たなギャンブルを打つ前に、引き返せるなら引き返したほうがいい。家族、知人、コネは使ったほうがいい。路頭に迷うよりは数倍マシだ。退路を絶つ必要もない。そんなことをして得られるのはバカの称号だけである。



ふう。茶が美味い。先日も書いたけど、需要からプロジェクトを構築するよりも、自分のできることを改良、改善していくほうが、プレイヤーとしては楽なのよね。

スロブログの需要はこんなものがある、と言ってぼくが出したのが5カ条でした。

1、勝てる情報

2、読める情報

3、批評

4、今日も負けた

5、エロス

シックスマンである「書くこと、賭けること」を書くぼくは、ここに6番目の要素を加えたい。

6、楽しんでマス

楽しむというのは明らかに才能である。誰がなんと言おうとも、楽しむという精神性は挫(くじ)くことができない。

ぼくがブログをはじめたひとつのきっかけは、スロハイのまちゃさんが楽しそうだったからだ。スロットするのは楽しい。自分なりの打ち方、パチ屋との関わり方を模索するのは楽しい。世界は捨てたものじゃない。そのことをぼくなりにエミュレーション(あるシステムの動作を他のシステムで模擬的に動作させること)してできたのが、「書くこと、賭けること」でした。

ブログをつくったはいいが続かない、というのは、たぶん、この根幹をマインドセットできてないんじゃないかな。バオン(フリーズ)……マインドセットwww

強いものが勝つのではない、勝ったものが強いのだ。と言ったのはベッケンバウアーだった。ぼくはこの言葉を以下のように言い換えてみたい。

強いものが勝つのではない、生き残ったら、それで勝ち。

というところで、第三回を終わります。次回はもう少し優位性を掘り下げて考えてみましょう。
にほんブログ村 スロットブログへ      

スロプロ卒業後のセカンドライフ

コメントお待ちしております。

記事作成時間

下書き1時間+清書1時間+(推敲20分×4日)=3時間ちょい やっぱ遅いな。

バジ絆プレミアムテーブルをゲットだぜ♪

KIMG8544

どうやら、呪われているらしい。ということを昨日書いた。今日はもう少し具体的に呪いについて書いてみようと思う。

まず、お腹の痛みである。これが7月から続いている。大問題である。この間、人生がさっぱり楽しくない。GODを引いても。PBCを引いても。S・D・C(シン・瞳術・チャンス)を引いても楽しくない。お腹だとか頭だとか、手の届かない場所の痛みは感覚を徹底的に蝕む。女子は偉大だと痛感。

にほんブログ村 スロットブログへ 
「1日1ポチで寿を文壇へ!」
頼む。 続きを読む
作者 寿
にほんブログ村 スロットブログへ
ふと思う。スロ歴ってどれくらいなんだろう? 今年で20年? そんな経つ? ピーいれたいね。スロットばっか打ってるわけじゃなくて、普段は小説書いてんすよ。ちっとも売れないけどね。つうか売ってないしね。けどこのブログだと読めんすよ。フォウ!

ブログポリシー「my rights sometimes samurai!」
当ブログは、寿という人でなしが小説を書くなかで、
また、スロットを打つなかで、トレードをするなかで、
はみ出たものを一所懸命につづったものです。
基本的に毎日更新してはいますが、
毎朝グビグビ飲めるというほどあっさりした、
また、健康的な文章ではありません。
油ギトギトのラーメンというほどではないと思いますが、
胸焼け、食あたりを起こす可能性がある由、ご留意くださいますよう。

また、コメントは大歓迎です。
引用ももちろん大歓迎ですが、引用元の記事を明記していただけると幸いです。
それでは今日もはりきってまいりましょう! どこへ? チャートの世界へ。
1日1回のポチを。
血がたぎります。

にほんブログ村 スロットブログへ

banner
人気ブログランキングへ
カテゴリー
アーカイブ
メッセージ

名前
メール
本文
連絡先 kakukotokakerukoto@@yahoo.co.jp @をひとつ消してくださいませ。
参考ブログor相互リンク先更新状況
相互リンクについて
最新コメント
アクセスカウンター
  • 累計: