厚生労働省の研究班の推計によると、ギャンブル依存症、いわゆる「病的賭博」の疑いがある人間が、日本に536万人いるらしい。
その内訳はというと、男性438万人(成人の8.7%)。女性98万人(成人の1.8%)。これは実に、成人全体の4.8%にも及ぶ。
ギャンブル=負ける。という常識を鑑みれば、先進国にあるまじき、異常な数値である。
推計、というが、これは全国の成人7000人を対象に聞き取り調査をしたものだから、実数はこれより多いかもしれない。少ないかもしれない。ただ、いずれにせよ、少なくない数の日本人に「病的賭博」という病気の疑いがあるということだ。
なぜこんな異常なことが起こりうるのか、ぼくたちはその答えを知っている。
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