書くこと、賭けること

どうもはじめまして。スロ小説家のブログです。

すべての書かれたもののうちで私が愛するのは、自分の血で書かれたものだけだ。
血で書け。そうすればきみは、血が精神であることを経験するだろう。

フリードリヒ・ニーチェ 永井均訳
「ツァラトゥストラはこう語った」
読むことと書くこと、より

2014年06月

第百四十六話「ザックジャパンに告ぐ」

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サッカーにとって、ゴールとは奇跡である、と誰かが言った。村上龍だったか。
そう、これほどまでに点数の入らないボールゲームは、ない。
野球? 否。バスケットボール? 否。バレーボール? 否。テニス? 否。卓球? 否。ラグビー? 否。ゴルフ? 否。
というか、まったく点数が入らずに試合が終わりえる球技は、ピッチャーがとんでもなくよかった場合の日本プロ野球、あるいは高校野球(引き分けルールのある野球)くらいしか思いつかない。

日本対ギリシャもそうだったが、サッカーでは0-0というのはわりとよくある結果である。

ともあれ、史上最も期待値の高かった日本代表のワールドカップが終わった。

徹夜で観戦したはいいが、何だか悔しくてよく眠れないので、今日は思いのたけを全部ここに書いて、そして、パチンコ屋に行くなり眠るなりしたいと思う。

といって、恨みつらみ、呪詛の言葉をまきちらしたいわけではない。

試合後のインタビューで本田が言っていたように、現実は受け入れなければいけない。受け入れられない現実を受け入れるには、それ相応の儀式的な行為が必要だと思う。

ということで、学生時代サッカー部だったことと、カンプ・ノウに二回行ったことがあるくらいしかサッカー好きをアピールできないぼくではあるけれど、今回はザックジャパンに対するねぎらいの言葉を送りたい。

まずは、この四年間で最も印象に残っているゴールをあげてみる。




他にも印象に残っているゴールはたくさんある。
ブッフォンから奪った香川の振り向きざまのハーフボレーも素晴らしかったし、ベルギー戦で見せた遠藤のパスからの本田の(初の)右足ドーンもよかった。イタリア戦、2-3で迎えたセットプレーからの岡崎のヘッドもよかったし、アジアカップの、伊野波、なぜそこに? ゴールもよかった。そのアジアカップ決勝、サイドハーフにポジションを上げての長友のビューティフルクロスから李があげたワンダホーなボレーも素晴らしかった。フランスのホームで勝利をもぎとった香川の泥臭いゴール。
ワールドカップ出場をたぐりよせた本田のPKも無論。

でも、一番は、ベルギーのゲンクで行われた日本対オランダ戦のこのゴールである。

前提としてのポイントが三つ。

・直前の親善試合で連敗し、ザックジャパンの評価が著しく低下していた中での試合だったこと。

・ユーロの中枢、ベルギーという場所で行われたこと(ただ観客の大部分は日本人だった)。

・1-2というスコアでのゴールだったこと。

その状況での流れるような得点。このとき、テレビの前でぼくは立ち上がってしまったくらいだ。

「遠藤のロングフィード(サイドチェンジ)から内田、内田から岡崎、本田、再び内田と渡り、内田から大迫、そして最後に本田」

文章にしてみるとわかりやすいが、この攻撃においては、右サイドバックの内田篤人が攻撃のキーになっている。

そもそも、ザッケローニが選ぶ選手、そして、今回のワールドカップに挑むにあたって選ばれた選手たちは、おそろしいほど偏っていた。何に。攻撃に。

なぜそんなことをしなければいけないか。より多くの奇跡を産むために、である。

日本人選手の個々のフィジカルを補って、かつ、奇跡(得点)を渇望するがゆえの、編成なのである。

特に際立っているのが日本の両翼。

長友と内田(そしてバックアップのW酒井)。

彼らの持ち味は、防御よりもむしろ攻撃である。

本来ディフェンスの選手であるサイドバックが攻撃参加をするということは、当然、リスクそのものである。彼らはそのリスクと引き換えに、美しいゴールをたびたび演出してきた。


今後、サッカーの戦術の主流がどのようなものになるかはわからない。しかし、日本人が戦っていくうえで、スピードとコンパクトさ、規律と連携の密さなくして、世界の強豪に伍して戦っていくことは難しいと思う。

ドイツの戦い方がうらやましい。
ブラジルの戦い方がうらやましい。

でも、ないものねだりをしてもしょうがないのだ。

日本はフォワードからディフェンダーまでの距離を極端に縮め、連動する攻撃的な布陣でワールドカップに挑み、そして、その布陣が効果的に働かなかった。

萎縮。
緊張。
蒸し暑さ。
あせり。

言い訳はいくらでもできるだろう。でも、勝てなかったものは勝てなかった。

攻撃的な布陣で奪った点数わずかに2点。

奇跡を願いつつ、奇跡に向かう道を自ら閉ざしてしまった。

課題はありありと浮かんだ。

ぼくみたいな素人がすぐ指摘できるのは、ブラジルでの三試合は、すべて勝負が後半決まったこと。

前半のみのスコアがこれ。

対コートジボワール(1-0)
対ギリシャ(0-0)※レッドカードで11対10という数的優位に立つ
対コロンビア(1-1)※ロスタイムの得点

後半のみのスコア。

対コートジボワール(0-2)
対ギリシャ(0-0)
対コロンビア(0-3)

簡単に言ってしまえば、90分+αというサッカーのトータル試合時間のマネジンメントに失敗しているということである。

不思議というか、悲しいというか、この展開は、2006年のドイツワールドカップにおける日本代表が残した記録と、ほぼ同じなのだ。

前半 

対オーストラリア(1-0)
対クロアチア(0-0)※PKを川口がスーパーセーブ
対ブラジル(1-1)※ロスタイムの失点

後半

対オーストラリア(0-3)
対クロアチア(0-0)
対ブラジル(0-3)

結果、ともにグループ最下位、である。

ただし、8年前の日本と今の日本では、個々の選手の経験値が桁違いである。

それでも、チームとしては、勝てなかった。

日本代表はどうあるべきなのか。どうありたいのか。今回のような惨敗のリスクを織り込み済みで、それでも攻撃的に貫くのか(ぼくはそうあってほしい)、それとも、1998フランス大会および2010南アフリカ大会で岡田監督が採ったように、守備的に戦うのか。その国民的な議論が待っているだろう。

ともあれ、彼らが四年で目指したこと。積み上げたこと。本番で失ったものは、かけがいのない財産である。

2002年で苦汁をなめた中村俊輔がその後の4年で成したこと。
2010年で苦汁をなめた香川がその後の2年で成したこと。
2006年で苦汁をなめた遠藤がその後の8年で積み上げたこと。

何かの時代が終わりをむかえるとき、そのことで不安を覚えるとき、ぼくはルネサンスの代表的な都市国家、ヴェネツィア共和国で言われたとされるこの言葉を思い出す。

「忘れないでいただきたい。人材というものは、これ以後生まれないのではないかと恐れているかぎり生まれないものであり、反対に、そのような心配にわずらわされずに断固とした処置を決行する国家では、生まれてくるものであります」 
 再び男たちへ 塩野七生より 

個人の人生においても同じことだと思う。

過去が最高というのなら、そこで、試合終了である。

最終話に近づいた「スラムダンク」で、主人公桜木花道がケガを負い、もう無理だ、と、交代させようとする監督にこう言って抵抗する。

「オヤジの栄光時代はいつだよ……全日本のときか?」

「オレは……」

「オレは今なんだよ!!」

あるいは、特攻精神、と言われてしまうのかもしれない。16歳が選手生命を脅かすような怪我のリスクを負う必要はこれっぽっちもないとも思う。

でも、ぼくはダンコ桜木の言葉が好きだ。

大切なことは、いつも「今ここ」にしかない。

四年後があるなんて、思ってはいけない。今、この瞬間から、四年後に向けた戦いがはじまるのだ。

色々なことを考えさせられたサッカー日本代表の戦いぶりだった。

ありがとう! ザックジャパン。


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第百四十五話「どうやらぼくは、忍者ではなく狩人だった」

期待値がプラスの台だけを打ったとしても、20万円くらい負けることってのはありうる。

口では簡単に言える。でも、実際それに近いことが起きてみると、やっぱり動揺する。

吐き気がする。
ほとんど病気のときのような症状が出る。ギャンブルにおける精神のリスクである。
 
どうすればいいのか、ということを考えてみよう。
どうすればいいんだろうか。
たぶん、ここで何かしら即答できないようだったら、最初からやらないほうがいいし、そもそも冷静に判断ができない状況で行動すること(すなわち何かを選択すること)はやめたほうがいい。

ということで、答えはある。というか、最初からわかっていることなのだ。

「結果」を言い訳にしないということ。
「結果」を求めないこと。

「勝利」だけを目指すのであれば、MB拾い、またはAT中ART中の台のみを打てばいい。勝率は100%だ。

しかしそんな甘い話はなかなかない。
とすれば、どこかで線を引く必要がある。

ぼくのライン。

「この台を打つことによってどんな結果が出たとしてもかまわない、と思える台のみを打つ」

なぜ今日はこんなにえらそうなことを書いているか?

はい!

心配をおかけしましたが、昨夜、なんとか連敗サルガッソーを抜け出しました。
ぼくを魔の海域からサルベージしてくれた人(機種)の名前を声高に叫びたいと思います。

せーの、

「モンハン月下」さんです。パチパチパチパチ。

いやあ、モンハン月下さん、いつも本当にありがとうございます。

天国内連チャンを確認した台を32ゲームから打って58ゲーム(クエスト火山)解除

ジンオウガさんが二連。倒す&倒す。

次に出てきた赤七の敵(溶岩っぽい人)を部位破壊つきで倒し、余ったゲーム数で強小役を引き、銀のエンゼルwを二枚獲得。

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ワオ

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ワオ(別件)

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強小役を引いてのイビルジョーさん乱入

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この剥ぎ取りチャンスはBONUSがひとつ(残念)

しかしエンディングへ

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他にも14台打ち、めぼしいものはなかったけれど、

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もはや単発じゃないだけでありがたいという心境。久々の勝利とあいなりました。
今日もこの流れが続くといいな、と思う。

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第百四十四話「好きな人をあきらめる方法」

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たぶん何歳になっても、抑えきれない衝動がある。

破壊衝動、性欲、食欲、睡眠欲、消費欲、脳内麻薬の分泌への衝動。


これらに簡単な公式 を与えることは可能だと思う。

行動×欲望=結果

ポイントは、個人の欲望はだいたいにおいて「マイナス」であるということだ。

何でオレがホリキタマキと付き合えないのだろう? という衝動から生まれる疑問には、一ミリの正当性もない。

他人がそんなことを言っているのを耳にすると、ほとんどの人間はこう言う。
「バカじゃねえ?」と。あるいは「アホちゃう?」と。

だから、そんな欲望に行動を乗じてしまうと、えらい結果が待っている。Go to Jailである。だからこの場合の模範解答は、行動を「0」にすること、つまり、何もしないということにある。
信仰は自由だ。が、行動には制限がある。それが人間の社会なのである。

残念なことに、恋愛もこれに近いところがある。

あいつ可愛いよな、と思うのは、個人の自由。しかし、あいつオレのことを好きになんねえかな、となると、話は別だ。

恋愛は双方向なのだ。

そんな恋愛の、素晴らしい奇跡を公式にすることも可能だと思う。

(行動×欲望)×(行動×欲望)=愛

そう、マイナスとマイナスが掛け合わさるとプラスに転ずる。

しかし欲望が愛に転じるのは稀有な例であり、たいていは欲望のせいで、自滅するのがオチ。
それがふたりならなおさらである。どちらかの人間の欲望が変質してしまうと、たちまちこうなってしまう。

(行動×欲望)×(行動×欲望)=憎

ほとんどソウルジェムと同じシステムである。

が、今のぼくは奇跡や魔法について語る口は持たない。
あくまで現実を見つめなければいけない。
それがパチ屋という空間で生きる人間の常識である。

欲望のままに行動するということは、ホールに入って目に付いた台に座って打ちはじめるということ。
負けるに決まっている。

スロッターはどうするか。当然、戦略を立てる。

ということで、戦略的観点から、ものごとをとらえてみよう。

戦略の前提は計算である。

しかし計算できないことはいくらだってある。

できないことはあきらめるしかない。どうやってあきらめるか。

ここでできるとすれば、逆転の発想、あきらめるための戦略だろう。

ハイゼンベルクが見出した「不確定性原理」という量子力学の原理がある。
ぼくは不等式に関する知識をさっぱり持ち合わせていないため、これを数学的観点、あるいは量子力学的観点から説明することは叶わない。
しかし、これを言語に落とし込んでみると、あちらを立てればこちらが立たず、ということである(と思う)。

より現代的な言葉で言えば無理ゲーである。

人間は一個の生命体であるから、ふたつの場所で同時に自分を展開させることはできない。無理なものは無理なのだ。

無知の知でもある。

そういうときどうするか。科学者でも数学者でもないぼくは、言語にして浄化するしかないように思う。

自分の衝動の中で、言語化できるものと、言語化できないものに分ける。言語化できるものは、言語によって鎮める。言語化できないものは、あきらめるクセをつける。

恥ずかしながら、いまだハーデスでGODを引けていない。でも、そのことを嘆いてもどうしようもないじゃないか。

言語とは、言うまでもなく、人類が作り出したファンタジーである。動物に言語はない。だから言語的な生活を送ることができない。

ぼくは動物である。けれど人間である。人間は自らの野性を理性で乗り越える生き物なのである。

さらば、ホリキタマキ。

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第百四十三話「まだ負けは続いている」

今日の結果。12台打って全敗(warai)

見よ。テンゼン。これが期待値稼働だ!

そして、これが、手抜き記事だ(どん)!

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週刊我評第二十三週「敗北のいいところは、誰も傷つけないことだ!」

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作者 寿
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ふと思う。スロ歴ってどれくらいなんだろう? 今年で20年? そんな経つ? ピーいれたいね。スロットばっか打ってるわけじゃなくて、普段は小説書いてんすよ。ちっとも売れないけどね。つうか売ってないしね。けどこのブログだと読めんすよ。フォウ!

ブログポリシー「my rights sometimes samurai!」
当ブログは、寿という人でなしが小説を書くなかで、
また、スロットを打つなかで、
はみ出たものを一所懸命につづったものです。
基本的に毎日更新してはいますが、
毎朝グビグビ飲めるというほどあっさりした、
また、健康的な文章ではありません。
油ギトギトのラーメンというほどではないと思いますが、
胸焼け、食あたりを起こす可能性がある由、ご留意くださいますよう。

また、コメントは大歓迎です。
引用ももちろん大歓迎ですが、引用元の記事を明記していただけると幸いです。
それでは今日もはりきって行きましょう! どこへ? パチンコ屋へ。
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