ぼくが人生で初めてオリジナリティを持てたのは、このブログで「スロ小説」という文章を書きながら、「バジリスク絆」という機種のモード狙いをしていた頃のことだ。
ぼくは34歳で、こんなことをしているのは世界に自分しかいないという自負があったし、実際にそうだったと思う。ただ、オリジナリティというものは、実際に考えられているほど良いものではなく、そんな特殊なことをしているのはこの世界でぼくだけというのが現実だった。
率直に言って、スロットの期待値稼働は簡単で、年齢性別に限らず誰でもできて、しかもお金になるという想像上の錬金術のようだった。
当時のぼくの損益分岐点は月に4万円くらいで、ということは、年収100万円もあれば貯金までできてしまうというぬるゲーの中にいた。社会的な活動をほぼほぼ停止していたために付き合いが存在しなかったし、ぼくとしては自分の文章が書ければそれだけでよかった。
それだけに、ぼくはその作業のようなスロットに飽きてしまっていた。
バジ2天井1280→680ゲームあたりからGO!
北斗転生天井1536→700あべしあたりからGO!
ハーデス天井1600→750ゲームあたりからGO!
目標をセンターに入れてスイッチ
目標をセンターに入れてスイッチ
目標をセンターに入れてスイッチ
やることといえば、これだけなのだ。
「やることといえば、これだけ」
どれだけ恵まれていたのだろうか。
欲しいものは、モチベーションだった。少年マンガを読んで育ってしまった男子は、挑戦するものができたときに笑う。超えるべき壁ができたと笑うのだ。
FX相場観察日記書いてます