ぼくたちの生きる意味パート②
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唐突ですが、何か人生でこれだけはやり遂げたいということはありますか?

残りの人生を考えて、やり残したことはないかと指折り数えてみたのですが、何でも好きなこと、やりたいこと言ってみ、ん? といっても、20個を超えるくらいから出てこなくなる。出てこないわけでもないのだけど、それ、本当にやりたい? というものばかり。

ん-、何でだろうと考えてみて思いついたのは、「願望」というのは基本、自発的なものではないのですね。たとえば、お腹すいたなあと思っても、食べたいものは、おふくろの味だったり、どこか行きつけの飲食店だったり、誰かに与えられたり、たまたま出会ったもので、完全に自分発の願望ではない。

やりたいことを増やそうとすれば、自分の内部ではなく、「どこかから」もらってこないといけない。ということは、「どこかに出かけない」といけない。つまり、手持ちの駒だけでは願望は枯れてしまう。

ありていに言うと、これが何かと出会う意味なのだと思う。

かつて寺山修司が「書を捨てよ町へ出よう」と言ったように、パチ屋の外にもジャンジャンバリバリなことはある。

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