夢を追うってのは 一番譲れない大事な物で毎分毎秒誰かに負け続けることなんだ

怪獣8号 2巻より
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     ③「損して得を取れ」その1


今から書くのは嘘なので、そのつもりで読んでほしい。

何種類かの株を買ったのは去年の11~12 月頃のことで、それが今や、こんなことになってしまった。

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煽り的な導入部で申し訳ない。ここから先に嘘はない(勘違いはあるかもしれないが)。

ぼくが買ったのは、架空の株、デモトレードアプリの話である。試みにあれやこれやと操作してみたところ、折しもの株高に恵まれ、架空の資産が激増した。が、ぼくにはこの株をいつ売るのが適切なのかがわからない。つまりはたまたまで、再現性がない。これを成功体験として現実に株を買うのはさすがに無理がある。

株は賭け事ではないという人もおられるだろうが、(その歴史的経緯も含めて)ぼくの目には賭け事にしか見えない。賭け事に勝つためには、「入口」と「出口」が必要であり、スロットで言うところの「狙い目」と「やめどき」、これらは常にセットであって、二つが揃わない限り、「期待値」とは言わない。

何の分野でもいいが、SNS上では、このようなアッピールで溢れかえっている。写真だけを切り取れば爆益やんけ! に見えるのだが、儲かったという事実だけでは、期待値があったかどうかわからない。

what?

why?

when?

where?

who?

how?

5W1Hという言葉の「道具」があるが、この場合、who?というのはあまり、というか全然必要ではない。賭け事で大事なのは、「When」と「Where」であり、いつ、どこで、という疑問に答えることが、「How(どのようにして)」になる。

いつ「入口」に入るのか。
いつ「出口」から出るのか。

どこから「入口」に入るのか。
どこから「出口」を出るのか。

この計画のないギャンブルは破綻する。

この計画を立てる人のことをプランナーと言う。これは、①「ギャンブルはサディストの手にあまる」で書いた、ギャンブルをしたがる(墓穴を掘りたい)自分と、人生の主催者である自分を切り分けるという行為に相当する。

では、切り分けられた自分。ギャンブラーというのは何をする人なのか? イエス。プランナーの言うことを忠実に聞く人である。YESマンと言ってもよい。ワン。忠犬と言ってもよい。彼にプランナーの立てたプランを勝手に書き換える権利はないし、そんなことをしたら、もちろんプランは破綻してしまう。

この事実を知ったギャンブラーは荒れる。ワイは破壊と再生の破壊担当やなかったんか? なかったのだ。ギャンブラーというのは、ただただプランナーの立てたプランを忠実に遂行する足。あるいは駒でしかない。

ギャンブル、賭け事というのは、ある種の起爆装置である。爆発を起こさずして、少ない金額を大きな金額に置換することはできない。この事実をリスクと言い、この事実と向き合いプランを立てることをリスクを負うと言う。プランなしにギャンブルをするのは、ただの自爆行為である。

つづく
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