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ここしばらく、アプリで英会話を勉強しているのだが、こんな例文を音読しながら、笑ってしまった。

「He put salt in the coffee by mistake.」

彼は塩を入れる。そのコーヒーに。間違えて。

いや、三単現のsがないから、このputは過去形なのか。「彼は間違えて、その珈琲に塩を入れてしまった」ぼくの脳は、この文章のどこにおもしろみを感じたというのだろうか。塩と砂糖を間違えたことか。by人のミステイクがおかしかったというのか。失礼な。

たしかに、自分で自分の間違えを笑ってしまうこともあるが、間違えというのは、基本的に、当人に不利益が生じるミステイクのことである。ということは、脳は、誰かの不利益をおかしいと感じるのだろうか? 人の不幸は蜜の味というのは、あれはガチなのか?

ただ、間違えて塩を入れてしまった以上、彼の家には、塩も砂糖もあるのだろう。そして、食後かお三時かはわからないが、優雅に珈琲を飲んでいるくらいだ、生活に困窮しているわけではないのだろう。あるいは、普段料理をしていたら、なかなか塩と砂糖の位置は間違えないわけで、料理をしない人が、塩と砂糖をひとところに置くというのは考えにくいわけで、ということは、誰か料理をしてくれる人が、家にいるということなのかもしれない。つまり、この彼は不幸な境遇にあるわけではない。よかった。不幸な人はいなかったのだ。

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