２１世紀になって、良かったなと思うことの一つに、こういうのがある。
アドワナダイアドワナダイ死にたくない死にたくない。
アドワナビーアローン一人は嫌だ。
アドワナビーアローンインザダークネス暗いところで一人は嫌だ。
こういう歌詞を、大人が歌うというのは、あんまりあることじゃなかった気がする。マッチョという思想が優勢だったからだろうか。もちろん、こういうことが言えるようになるまでには、膨大な哀しみと静かな怒りの蓄積があったわけだが。
パチ屋に入って、天井に近い台を見つけ、打ち始める。天井が近づいてくる。３、２、１、ゼロ。
……
天井が発動しない。その後、しばらく追ってみるも、まったく、全然、さっぱり発動しない。一体、どうしたってんだ。しかし、細かなデータを見れる機器がない以上、それ以上のことはわからない。
しょうがないので、やめて、違う台を打つことにした。
２０世紀型の精神であれば、何でこの台は天井が発動しないんだ！と怒り出すところかもしれない。だって、おかしいじゃないか。こっちは金を賭けているんだ、と。しかしここは２１世紀。仕方ない。そういうこともあるよね。だ。機械だって神じゃないし、今までどれだけの局面でパチスロに、データロボに助けられてきたか。確率で言えば、データ機が正しい方が万倍も多いじゃないか。本音を隠して強がるより、本音をさらして生きていく方が優しい気持ちになれるのだ。おそらく。たぶん。
－６ｋ
北斗天昇１７２～
４００のゾーンで当たってリプスルー単
→２周目へ
世紀末ゾーンで当たって、ＡＴゲット
＋１１．５ｋ
た、助かった（本音）
