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スロットを打っていると、「流れ」という言葉を使いたくなる現象がたびたび起こる。勢い、はずみ、ノリ、等々、このことを、相場や政治の世界ではモメンタム(勢い)と呼ぶのだろうし、何を打っても勝つ時期、何を打っても負ける時期、ぼくのスロット生活を振り返ってみても、この「流れ」に翻弄されてきたと言えなくもない。では、「流れ」には、どうやって乗ればいいのだろうか?

と、その前に、この「流れ」という言葉、どこから引っ張ってきたかというと、野球である。それもそのはず、野球は、多くのスポーツの中でも、かなり期待値に親和性のある競技なのだ。期待値とは、数値化できるということである。ノーアウトでランナーが出たときに得点になる得点率。ノーアウトでランナーが2塁にいるときの得点率。アメリカ発祥のこの考え方のことを、セイバーメトリクスと呼び、ピッチャーのヒキ強/ヒキ弱を(も)示すFIPという指数、バッターのヒキ強/ヒキ弱を(も)示すBABIPという指数もあるくらい、細部にわたって分析されており、いまなお発展中である。

ヒキ(王)キングというようなタイトルがあるなら別だが、この場合のヒキ強は、あまり好ましい数字ではない。その防御率や、打率が、たまたま良かった、という解釈をされてしまうからだ。運はコロコロ変わるが、たまたまではないこと=再現性がある=それが真の実力であるという風にみなされるということだ。だから現在では、期待値的に正しいであろう選手を獲得し、期待値的に正しいであろう監督を選び、期待値的に正しいであろう経営を目指し、球団運営を行っているチームがメジャーの大半を占めているはずである。

「流れ」というものが、あるかないかを言えば、ゲームの展開というものが、厳然として見える以上、それは、あるのだろう。が、それは事後的にしか観測できない結果論、後出しジャンケンのようなものだ。ぼく程度のスロッターの収支表にすら、「流れ」が見えるのだから。負けて帰ってきたスロッターがするべきことは、GODを引き当てたあの台を打てばよかった、という後悔ではなく、自分の行動に期待値があったかどうかの点検、確認だろう。

プロ野球も同様に、「流れ」の基点、または戦犯の捜索ではなく、そのプレイが、正しいものだったかどうかの点検、確認をする必要があるはずである。が、日本のプロ野球の実況席で喋る解説者は、いまだに「流れ」というワードを多投する。

「いやー、『流れ』が悪いですね」だとか、

「ここは、『流れ』を変えたいところですね」だとか。

期待値的に正しい行動をしたのだから、これは已むを得ませんね、という解説は聞いたことがない。野球というスポーツが極めて期待値的であることは、一球、一球ごとに、別の策を用いる(キャッチャーあるいはベンチから指示が出る)ということからも知れるのだが。

策とはつまり、「ギャンブル」のことである。ピッチャーがストライクを投げるのもギャンブルであり、ピッチャーがストライクを外すのもギャンブルである。当然、バッターがバットを振るのもギャンブルであり、ボールを見逃すのもギャンブルである。「流れ」を変えるためだけに、優位性のない行動をとることは、スロッターの打ち散らかしとまったく同じ理由で、自らの首を絞めるだけだ。「負けに不思議の負けなし」というノムさんの至言は、そのことである。運で打つこと、運で勝つことは、時々起きてしまう。それが、ギャンブル性の高い野球というスポーツである。が、その運に頼って大成した選手はいない。

ということで、選手は、監督は、野生のカンなどではなく、統計的、確率的に正しいプレイを選択するべきなのだろう。もちろん、野生のカンを武器にする選手がいてもいい。フリースインガー(ストライクゾーンに拘泥せずブンブン振る)のような、戦術がマッチしない(あれこれ考えるとパフォーマンスが落ちてしまうような)選手も多くいる。プロ野球が興行である以上、それも個性の一でもあり、エンターテイメント性なのだろう。それに、本人は説明できなくても、その人の感覚が正しいということは幾らでもある。現代の際の際、最先端でしのぎを削っているプロのアスリートであれば、唯一無二の当人の肉体が、統計、確率を超えることはあるかと思う。それこそ、王貞治のように。野茂英雄のように。鈴木一朗のように。大谷翔平のように。我々の英雄が見せてくれた姿である。

ただ、ぼくのような市井のスロッターは、どれだけ「流れ」が悪くても、期待値を追うべきだろう。スロットは対人間のゲームではない。機械は駆け引きやミスをしてくれないのだから。

昨日のBT
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2連282枚
単発162枚
5連646枚(継続率連続スルー)
単発161枚(継続率3連続スルー&絆高確「恋」強チェリー共通ベルスルー)
2連243枚
2連276枚

特筆すべきは、ほぼ、モードCのみ(テーブルD/QのBT後~、テーブルC/Pあたりの4スルー以降~)を打って40kも負けたという点。負けに不思議の負けなしという言から言えば、敗因ははっきりしている。ヒキ負けである。原因がわかっていれば、特に問題はない。期待値は、ヒキ負けも込みで期待値なのだ。後は、へこたれずに繰り返すのみ。「流れ」はそのうちやってくる。

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