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30代男性を主人公に据えた小説の行き詰まりを赤裸々に記すコーナー。

今日のお題はこれ。「10代男性の目標には広がりがあるが、30代男性の目標には広がりがない」
Yo,は伸び代の問題である。ノビヨじゃないよ。のびしろよ。

「よし。決めた。大学行くわ」
これが16歳のセリフならいい。ストレートである。まっすぐな気持ちである。しかし、だ。これが36歳となると、別のリアリティをどこからか見つけてこなくてはいけない。たとえば、塀の中にしばらくいた、とか。あるいは元プロ野球選手で、引退を期に勉強を志す、だとか。

30代男性の物語を書こうとすると、一筋縄ではいかないのだ。第一に、というか、そもそも、その男性に付随するリアルの数が多すぎる。リアルの数が多いとは、すなわち潜り抜けた物語の数が多いということだ。すでにたくさんのものを得て、たくさんのものを失っている。船頭多くして船山登る状態。だから、うまく進まない。

昨日も書いたように、リアルの数が多いにもかかわらず、欲求だけは、高校生のまま成長しない。思うに、中年男性の悩みの根源は、ここにあるのではなかろうか。年齢を重ねても、欲望の質が変化していかない。皮膚はたるみ、腹は突き出し、それでも、若い女の夢を見る。OPA(オーピーエー)! OPA(オーピーエー)! OPA(オーピーエー)! 昨今の不貞行為に対する強烈なバッシングは、女性陣の積もり積もった恨みもさることながら、男性陣の報われない心のはけ口ではないか? 

土台、男の欲望は報われないように設計されている。

みたいなことを主人公は語りたい。しかし、その主人公の言葉に耳を貸す友はいない。両親は他界している。良心が邪魔をして、キャバクラではそんな話ができない。キャバ嬢のネイルの話をふむふむ、と聞いた振りをするしかない。物語が進まない。哀しい。

つづく
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