小学生の頃、初めて歯を麻酔して、無痛という感覚が面白くて、歯医者を出た後で、がんがん顔面を叩いたことがあった。歯茎から血が出てきた。でも、痛くない。何だこれ? がんがん。がんがん。不思議な優越感だった。もちろん偽りの優越感である。少し経つと、激しい痛みが襲ってきた。大後悔時代。アホじゃないか? こんなこと、少し考えればわかることじゃないか。

そして二十数年が経った。 胃カメラを飲んだ後、まだ麻酔でフラフラしていたぼくは、パチ屋に入ってバジ絆を打った。しっかり期待値は追ったが、負けた。パチ屋を出て、歩くことにした。ご飯は食べられますよ、と言われていたから、何かを食べようと思ったのだ。

歩いて歩いてパチ屋に入った。打てる台がないのでマンガを一冊読んだ(何を読んだかは覚えていない)。それからパチ屋の外に出た。さて、何を食べよう。正直、胃カメラのことで、ここしばらくは陰鬱な気持ちだった。作用、反作用。何か祝祭的なことをしたかった。しかしアルコールは禁止されている。

ということで、しばらく行ってなかったお気に入りのラーメン屋に入ることにした。15時を過ぎているのに満席である。2分ほどで席が空く。バジ絆ではダメだったが、ここはツイている。

昨日の夜から水以外何も口にしていない。ということで、普通のラーメンを注文。一応、気を使ったのだった。しばし待ち、ラーメンが到着。久しぶりの味に祝福され、完食(もちろんスープは飲んでいない)。

再び歩いて家に帰る。もう疲れた。久しぶりに早起きしたことだし、今日はもう眠ってしまおう。

ノドの痛みで目が覚める。ノドが痛い。ムネが痛い。ノドから伸びる一本の管が熱を持っている。何だ? 内視鏡検査を受けるにあたっての注意事項にこんなことが書いてあった。

・熱いものや刺激物を避け、消化のよいものを食べるように。

後悔をしても、遅い。ノドと胸の熱に冒されながら一夜を過ごした。小学生レベルのやっちまったー
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