KIMG6219

勝てるという理由でスロットをはじめたはいいが、引き際がわからない。どうしよう。勝てないわけじゃないけど、楽勝という程は勝てない。これからの人生が不安でしかたない。今そういう人がけっこういそう。



人生は何歳からでも挑戦できる。人間は実年齢じゃねえ、目的意識だ。というのがぼくの基本的な姿勢だけど、この文章を読んでくれている人の多くはぼくよりも若いような気がする。何言ってんだおっさん、と思われるのかしらん。でもさ、若さをエネルギーに変えられる火の玉ボーイズ&ガールズはいいけど、若さってナイーブさだったり、鬱々としてしまう力だったりもするもんね。

多くのスロットブロガーはスロットユーザーが減ったら困るので、あれありまっせ、これありまっせ、あの手この手で推してくる。が、ぼくにはそんな気持ちは全然ない。

そもそもの話、「スロットで稼いでくれよな」なんて誰も言ってない。スロットで勝ってる人のほとんどは勝てるからやってるに過ぎない。勝てなくなったら続ける道理がない。勝てないにもかかわらずスロットにこだわるのは惰性か快楽でしかない。快楽には「自分の負えるリスクの範囲内でしなければならない」という不文律があり、それを超えると死んでしまう。それが歴史であり、天地(あめつち)の理(ことわり)である。

KIMG6212

夢を持つ。一生の仕事を持つ、というのは夢物語である。今見えていない人間にそれが見つかる可能性は限りなく低い。またはワナビで終わってしまう。そこらのワナビとの違いはまさにそこ。すでに始めてるか否か。

「これしかない道」がない以上、後は選択の勝負になる。選択とはつまり何を優先させるか。期待値稼動と同じである。

これしかない道を見つける必要なんてない。そこは修羅の道。基本、つらい。基本、しんどい。まず、失敗する。他人は嘲笑する。ゆえにそれでもやらなければいけない人間だけが勝手に進む道。自殺に近い。

が、これをしとくと後で楽だよ、というのはあるように思う。かわいい子には旅をさせよ。スロット生活者の一番の資源(または武器)は「時間」である。ある程度のお金は必要。そして若さも必要。十代ではなかなかできないが、三十代に入ってしまうとしにくい。二十代のうちに済ませておくべきことについて、個人的に思うところを書いてみようと思う。ここ数年スロットしてたら貯金はあるはずだしね。すでに履歴書に書けない時間を送っている以上、その時間を後に活かすしかない。というか、それしかない。もちろん、あくまでぼく個人のくそったれな意見なので、あしからず。
KIMG6187

アイムジャパニーーーズ!(by川崎のムネリン)
だったらその特権を享受しようじゃないか。日本を一周しちゃおう。桃鉄なんてしてる場合じゃない。それを達成した瞬間、その後出会う誰とでもその人の出身地の会話ができる。スロットしかしてない。では日本人の8割がチンプンカンプンなのだ。

特権といえば、海外旅行。日本のパスポートを持っていれば、ほとんどどこでも行ける。それにくわえ、先人の努力のおかげで信用がある。事実、ぼくは税関でもめたことが一度もない。ただし、これは条件付。そもそも国内でも絡まれやすい。財布を盗まれやすい。おっちょこちょい。という人は狙われる可能性大。リスク大。それだけに、若いうちの方が行きやすい。ものごいを無視。客引きを拒否。その殺伐具合、パチ屋の数百倍、みたいなところを歩くのは、スリルを求めるギャンブラーにはたまらないwできればカジノも見ておきたい。なんだ。同じ手合いは世界中にいるんだ、というのがわかる。酒がタダのところが多いし、ギャンブルしてるだけでチヤホヤしてくれるし。下手なリゾートに行くよりも安かったりするし。違法じゃないし。
KIMG6208

はやく失敗しろ 

シリコンバレーの言葉

太る前に転んでおいたほうがいい。フットワークが遅くなる前に凹んでおいたほうがいい。恥をかいておいたほうがいい。回収可能なうちに、投資金額が膨らむ前に失敗しておいたほうがいい。

それから、英語を使うことに慣れておいたほうがいいようにも思う。少なくとも、「あなたが今、私に何を質問しようとしているかがわからない」と言える程度には。「それはわかる、それはわからない」という区別がつけばコミュニケーションが成立する。何でもイエスじゃしょうがない。ここはぼくらの国なのだ。日本語を喋れないやつは来るななんてことを言いたいなら政治家に言うしかない。観光は政府の肝いりであり、オリンピック招致は頼むから来てくれという意思表示なのだから。

他言語がとっつきづらいというなら、関東人は関西に行く。関西人は関東に行く。いや、どこでもいい。自分のホームではない土地の言葉に触れる。東北の、九州の、北陸の、四国の、中国地方の、沖縄の文化と向き合う。この国ではとかく「にわか」を馬鹿にしがちだけど、世界を変えるのは「ワカもの」「バカもの」「ヨソもの」なのだ。

そのうえで他者とわかりあえるなんて幻想だと知ろう。友情? 愛情? そんなものはまやかしだ。べたべた甘えあうだけの関係を構築するのも結構。だが、自立心のない人間は依存症に苦しむだけだ。

ということで、二十代のうちに友だちがいない状況に慣れておいたほうがいいように思う。タメ年のやつはバタバタ結婚していく。そうなったときにすることねー、なんて絶望しないように。自殺しか選択肢がなくなる前に。本当に困ってるときに助けてくれる他人なんていない。そんなのも夢物語に過ぎない。助けてくれる誰かがいたとしたら、それは宝くじが当たるレベルのラッキーである。やりたいことを見つけるのもそうだが、スロッターは奇跡を求めてはいけないのだ。

今いる家族を大切にする。これは一番大切なことかもしれない。家族以上に自分を大切にしてくれる他者に出会う確率は結婚できる確率よりもはるかに低い。家族を大切にできない人間は誰をも大切にできない。これはほとんど誰も言わないが、厳然たる事実である。離婚率を見ればわかるじゃないか。

KIMG6302

修羅の道を進まないのであれば、他人が良いというものにも慣れておきたい。下世話な言葉で言えば、一流どころ。美術品、服飾品、外食、お酒、ホテル、etc.若ければ若いほどアドバンテージになる。30を超えてこの料理どうやって食べるんですか? というようなことを聞ける人は構わないけれど。

有名なレストラン、ホテルを予約する。ドレスコードありの場所に行く。元手のかかった経験は、これから先の人生で効いてくる。そのうえでおれは/わたしはラーメンのがいいや、と思えるなら最高じゃん。

言い訳をしない。誰かのせいにしない。嫉妬をしない。そんな心を涵養(かんよう)したい。土台、他人と同じスタートラインだった、というのが勘違い。最初から同じコースじゃなかった、ということもザラ、後ろからスタートした人間にじゃんじゃん抜かれていくというのが人生というレース。

自分よりも幸せそうな人を見かけたら、これなら負けない(たとえば期待値追いw)という風に自分の心をごまかす言葉を持っておく。そしてその部分でも負けたと思ったら、素直に両手を天に掲げよう。勝ち負けだけが人生じゃない。続くこと、続けること。明日地球がなくなってしまうとしても今日リンゴの種をまくのだ。

ピース。健闘を祈る。
にほんブログ村 スロットブログへ