IMG_2014

たぶん、スロットブログに求められるものの一番は「勝てる情報」である。じゃあ、文章は添え物に過ぎないのだろうか? 否、断じてそんなことはない! という企画を立ち上げてみます。

第一弾は、心を動かす技法、「異化効果」について触れてみましょう。


引用は、「スロジカルシンキング」とむげさんの文章から。

ヒキ強、ヒキ弱について真面目に考えてみる


「私はヒキ弱です」
こう言う人は大抵、自信のある人。自分の価値はこの程度ではないという確固たる自信を持っている人。自分の現状に満足していなくて、結果が出ていない事を不満に思っている。自分はこの程度ではないと。



この文章をぱっと見た瞬間、お、と思いませんか? なぜ、お、となるか。これこそが、文学用語で言うところの「異化」効果です。

異化とは何か?

異化(いか ロシア語Остранение[1])は、慣れ親しんだ日常的な事物を奇異で非日常的なものとして表現するための手法。知覚の「自動化」を避けるためのものである。ソ連の文学理論家であるヴィクトル・シクロフスキーによって概念化された。

ウィキより


ポイントは、知覚の自動化を避ける、というところ。まさにスロジカルシンキング!
それもそのはず、ヒキ弱を叫んでいる人は、自分のことをヒキ強と定義してるんですよね。そうじゃなきゃヒキが弱いことを嘆くはずがない。日常に過ぎないのだから。ネガティブという心の働きもそうだけど、自分だけが不幸な目に合うと考えてる人は、ほとんど例外なく、主人公脳なんです。それは実際、みんなわかってるはずなのだけど、

1、ポジティブな人は、主人公的である。

2、ネガティブな人は、脇役的である。

という少年マンガ的な束縛のせいで、ヒキ強の人は主人公的であり、ヒキ弱の人は脇役的である、みたいなイメージが刷り込まれてるんですよね。でも、実際は逆なわけで、とむげさんの文章は、そのことを見事に言い表している。

ぼくが思うのは、他人にはなれないのだから、ヒキを悩んでもしょうがない、ということ。何であれ、ヒキの強弱で生き死にが決まるような状況をつくらないこと。

ともあれ、人が興味を持つ文章には、

1、「誰もが胸に秘めながら」

2、「誰も形にしていない」

というふたつが巧妙に結合している、ということです。

にほんブログ村 スロットブログへ