牙「はい。やってきました第三段」
リバ「てかやあ、ずっと思とってんけど、この紹介って誰に向かってしてんのん?」
牙「読者に決まってるやん」
リバ「ほんまに読者なんておんの?」
牙「……」
リバ「あれ、これ言うたらあかんやつやった?」

牙「おる。はず」
リバ「ほんまやな? ほな、ここで語ってるおれらって何なん? イマイチ立ち居地がわからん」
牙「超越者的視点ってやつや」
リバ「おまえさあ、アニキィとか梅さんの影響か知らんけど、小難しい系の言葉使ってごまかそうみたいな態度が目立つぞ」
牙「……そう?」
リバ「もっとおれにもわかる簡単な言葉で話せや」
牙「アウトスタンディング」
リバ「だから横文字とかカタカナとか漢字ばっかじゃない言葉で、や」
牙「ちょうえつしゃてきしてん」
リバ「ヒラガナだけやと余計わからん」
牙「おま注文多いな。香川のうどん屋か!」
リバ「……しょうもないたとえはやめろ。だから、ここで話してるおれらは何もんやねんって話」
牙「小説の良心やろなあ」
リバ「小説にとって必要不可欠なもんではないやろ」
牙「あかん。おれらがそんな気持ちではあかん。おれら以外にはできへん仕事やって思え」
リバ「おれら以外にはできへん仕事?」
牙「そうや。おまえは超越しとんねん。突き抜けとる。そういう意味ではアニキィにも梅さんにも小僧くんにもできん仕事や」
リバ「突き抜けとる、か。それ、ええやん」
牙「やろ?」
リバ「おれらにしかできへんねんな」
牙「ああ」
リバ「よっしゃ、やろか」

チーフ 松ヶ枝賢一 マツガエケンイチ

リバ「って誰?」
牙「チーフやと」
リバ「チーフってどういう意味?」
牙「組織の長って意味やろ。インディアンのチーフとか言うやん。現場のリーダーとかって意味なんちゃう」
リバ「ふうん。えらいってことね」
牙「調理、カクテルの調合、接客のプロにもかかわらず、むちゃくちゃ口悪いらしい」
リバ「アニキィと喧嘩ならんかな」
牙「アニキィは怒ったりせえへんのちゃう」
リバ「なあ、何で梅さんは飲み屋なんてつくったん?」
牙「知らん。自分で飲みたかったんちゃう」
リバ「金とかどないしたんやろ?」
牙「梅さんって、金をほぼ使わん生活をしてたらしいから貯まっとったんやろ」
リバ「で、梅さんは何してんの?」
牙「オーナー?」
リバ「似合わねー」
牙「ほんまやな。梅さんっぽくないよな」

タローズ

リバ「ほなタローズってどんな店なん?」
牙「カフェBARみたいな感じちゃう? 飯食えます、酒飲めます、スウィーツありますっていう」
リバ「ええやん。行こうや」
牙「おれらは行かれへん」
リバ「何で?」
牙「おれら今、東京におるねんで」
リバ「そやったっけ」
牙「そやで」
リバ「愛媛ちゃうかった?」
牙「それはもう少し未来の話や。ええか、時系列を確認すんで」
リバ「うん」

201X年
     2月末 師匠、小僧、100万貯まって(正確にはもう少し貯まった)遍路に出発。
     3月 梅崎、チーフとともにタローズをオープンさせる。
     4月 愛媛県「三角寺」にて、師匠と小僧、梅崎と再会する。


リバ「ってことは、アニキィがタローズで働き始めたのは4月で、その頃おれらはまだ東京におるねんな」
牙「せや」
リバ「ややこし」
牙「なあ、今思ってんけど、おれらもう梅さんと会えへんのちゃう?」
リバ「何で?」
牙「組織抜けるみたいな感じになってるやん」
リバ「梅さんって会長の秘蔵っ子みたいな感じやったんちゃうの」
牙「でも、組織と違う道を行くみたいなことを言うとったで」
リバ「てか、アニキィもアニキィで、狂ってへん?」
牙「何が?」
リバ「だってあれやん、太郎さんってアニキィの元親友やろ。その親友撃ち殺したん梅さんやろ。その人と一緒に働くって普通せえへんくない?」
牙「そう言われてみればそやな。おれらは梅さん知ってるからあれやけども、普通に考えたらありえへんな」
リバ「そう考えると、この話の中で山村崇って一番謎じゃない?」
牙「いや、謎といえばりんぼ班長やろ」
リバ「うーん、どっこいどっこいか」
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