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「バックトゥザフューチャー」という映画を、小さい頃夢中で見た。

あの映画の成功は、SF要素もさることながら、マイケル・J・フォックス演じるマーティ・マクフライの性格にあったような気がする。
マーティは 、誰かに「チキン」と言われると、キレてしまう。
誰にも、オレを、腰抜けなんて、言わせない」と言って、ブチ切れてしまう。で、いつも、散々な目にあってしまう。

彼がキレるのは、それを気にしているからだ。世界で一番精神の強い人間が「チキン」と言われてキレるはずがない。キレないことが、怒らないことが、動じないことが、腰抜けではないことの証明なのだから。

そもそも論を言うと、男という存在は、常に強弱を対比される宿命にあり、したがって本質的に弱い。世界中どこででも、誰ででも、そうなのだ。強い男になりたい、大きな男になりたい、と願うのは、その人間が弱い証拠であり、小さいことの証明である。

映画の終盤、マーティはあの言葉を言われても、キレなかった。それこそが成長の証であり、映画のひとつの主題であった。

成長のない人生は、海のない湘南であり、ライムのないコロナビールである。

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今日の一点「源牛若丸 熊坂長範」月岡芳年