最近、ブログの文章を書くのが異常に楽しい。
理由はひとつ。書きかけの小説がさっぱり進まないからだ。進まない、というのは語弊があるかもしれない。ラストシーンが決まらないのだ。
必死の思いで完成したロボットの電源が入らない、みたいな状態なのである。

なぜだ! なぜだ! とウダウダしているうちに時間が過ぎていく。

で、気づくとブログ用の文章を書き散らかしている(だから今月は更新が早い)。
つまり、これはテスト勉強中の掃除みたいなものなのだ。つまり、現実逃避なのだ。はあ。どうして人間という生き物はそうなのだろうか?(あるいはこれはぼくだけなのか?)

普通に眠っているときよりも、目覚ましを止めた後の睡眠のほうが気持ちよくないですか?

夜飲んでいるよりも、朝から、または昼から飲み始める酒のほうが美味しくないですか?

やらなきゃいけないことがあるにも関わらず、あえてそれをせずに遊ぶ。そりゃ楽しいに決まってるか。

遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ

「梁塵秘抄」後白河法皇が編纂した平安時代のポップソング集から

遊ぶために生まれてきたのだろうか。ああ遊ぶために生まれてきたのか。遊んでる子どもの声を聞くと、体が勝手に動いちまうぜ。てな歌。

平成の世から現実逃避のシンパシーを。


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