……!

今、気づいた。気づいちまった。
ぼくがもてないのは、パチンコ屋にいるからだ、と。

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おかしいなあとは思っていたのだ。
でも、これではっきりした。
考えてみればそうなのだ。ぼくがパチンコ屋に入り浸っている間、出会いという扉は、ほぼ閉じている。対話という扉を閉める国家指導者のように。
そんな風に考えたことはなかったけど、そうなのだ。人生を通して、パチ屋の中で異性と知り合ったことがない。パチ屋への行き、帰り、誰かと知り合う場所もない。
それがあたりまえと思っていたのだけど、実はあたりまえじゃないのかもしれない。

何日か前、こんなことがあった。
ぼくが打っている隣と隣の隣の台にカップルが着席し、二台ともお座り一発! ふたりはすかさずハイタッチをしたのだった。

……パチヤデハイタッチ……

初めて訪れる異国の文化になじめないときのような陰鬱な気分で自分の台を擦っていると、ふたりはまたハイタッチを交わした。どうやら、上乗せしたらしい。チラと見ると+10ゲーム。50とか100とか乗せたらどうなってしまうんだろう?
めまいがしてきたのと、席を立たなければいけない理由ができた(ATが終了した)ので、ぼくはジェットカウンターにすずめの涙のごときコインを運んだ。(耳栓をしているにもかかわらず)後ろから嬌声とともに、パチン、という音が聞こえた。やれやれ。

ともかく、社会に属していた頃は、このような憂き目にはあっていなかった。ということは、全部パチ屋のせいなのだ。
ぼくがもてないのも、今年に入って北斗転生で負け越してるのも、バジ絆で単発ばかり引くのも、全部パチ屋のせいなのだ。
ぼくが(時々)酒を飲みすぎるのも、全部パチ屋のせいなのだ。小説が行き詰って(今)頭を抱えているのもパチ屋のせいなのだ。

結論:こうやって、自分の至らなさの原因を何かに押し付けるやつは、もてないという以前に、人間として終わってる。
というわけで、今日からエロメガネをかけてパチ屋を徘徊する所存。行くぜパチ屋! 

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