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役者と乞食は一度やったらやめられないという。

たしかに、演技というのはそれくらい楽しいものである。

が、ぼくはこれは少し違うと思う。というか、逆だと思う。一度やったらやめられない人間だけが、役者になるのだ。 

天職とは、その職業以外に生きる道がないからこそ、天職なのである。

ぼくは役者をあきらめた人間だ。だからそのことがよくわかる。

あの女優がついに脱いだとか、知性よりも皮膚や脊髄でものごとを判断する方々はそんなこんなで興奮するみたいだけれど、本物の女優は、そういう下世話な妄想を遥かに超えて、髪の毛から爪の先まで女優なのである。
よく新人で脱げる女優は大物になるとか言うけれど、それも違う。

脱いだ女優がすごいのではなく、物語の必然性のためなら脱ぐことなど造作もない人間のみが、女優たりえるのである。

台本よりも自意識が勝ってしまう人間は役者ではないのである。

ちなみにこれはぼくのこと(笑)

だからぼくは、自分の物語をつむぐ他ないのである。

そして今になってわかったことは、結局は、役者も作家も同じだということ。

作品よりもエゴを取る人間は、表現者はおろか、何者にもなれない、という残酷な事実である。エゴがそのまま作品になるような天才は抜きにして。

才能にめぐまれない人間にどうか愛のポチを。 
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