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夏が終わっていく。四季はめぐり、またくりかえす。けれど二度と戻ってこないものもある。

人間という生命体にとって肉体のピークは20代で終わる。 


もちろん個人差はあるが、ほとんどの人間にとって、これは紛れもない事実である。 

ぼくは今34歳。というわけで、20代の頃は微塵も感じなかった30代のリアルを、順不同であげみます。

「生殖行動のピークを過ぎた証なのか、尿の切れが悪くなる」
これ、言葉以上にしんどいです。油断するとズボンにシミができますからねw 恥ず。

「肝臓が悲鳴をあげている」

体内に入ってきた毒素を受け入れ無効化するための臓器だからしょうがないのかもしれませんけど、若いうちから酒をばっかばっか飲んできた人間は、飲まないでいられる術を徐々に覚えていかないと、早死にすると、マジで(強調)思います。

最近は飲むたびに記憶が消失します。
早朝、知らない間に旅行に使うような特急電車の指定席に乗っていて、「切符を拝見」と車掌さんに起こされたときは、耳を疑いました。「ワタシは誰? ココはどこ?」状態でした。
テンパッてしまったぼくは、なぜか免許証を車掌さんに渡し、「いや、免許じゃなくて切符を見せてください」と言われました。
ポケットというポケットを探しましたが、もちろん切符など持っているはずもなく、「ありません」と言いました。
で、言われたとおりの金額を払って(思考がまったく働いてないので、出せる程度の額だったらいくらでも払ってしまったと思います。汗)次の駅で降り、トイレで吐きまくる。当然電車になんて乗れないので、その駅で降りて漫画喫茶に入る。ようこそ、二日酔い地獄へ!

過ぎた酒はただの毒です(マジで)。

「徹夜なんてムリ」

10代20代の頃、年上の友人と夜遊びをしていて、昔は徹夜余裕だったんだけどねえ、今はツライよ、みたいなセリフを聞くたびに、ウソだな、さてはコイツ、オールしたことないんだな、と思うイヤなガキでした。
謝ります。すいません。ぼくも今は徹夜なんてする気起きないっす。
以前はオール明けでスロットを閉店まで打つとかあたりまえでしたけど、今はリームー。体力というより精神的に無理。おぞましい、とさえ思います(つд⊂)ゴシゴシ 

「目の疲れ、飛蚊症がやばい」

眼科行けって話ですが、家にいるときはずっとパソコンのモニタの前にいる。パチ屋はパチ屋で液晶の前にいる。気づくとスマホを眺めている。目が休まるのは寝てるときだけ。これは由々しき事態とは思うのですが、生活を改善することができません。(つд⊂)ゴシゴシ

要はすべての力が低下傾向にあるということ。

タバコを吸ってた頃は、ああ、ダリい、タンがからむ、朝起きたくねえな、と思ってましたけど、今はそういう諸症状がないのに朝起きたくねえな、と思います。
「朝だ。元気だ。健康だ。よし、今日も頑張るぞ!」と思える日なんてほぼありません。朝はだいたい絶望からスタートします。笑
タバコを吸ってたらもっとしんどいのだろうな、と思うと、やめてよかったのかな。
ま、パチ屋に入り浸ってる時点で一緒かもしれませんけど。

しんどい。生きることは真にしんどい。
30代でこの体たらく。これから40代、50代、60代、と、段階的にゆるやかに(しかし確実に)体力は削られていくのでしょう。一般的な社会人は忙しさでカバーしてると思いますが、ぼくらみたいな自由人(または廃人)はただただ真っ向からその壁にぶちあたります。劣化とのファーストコンタクト、30代。

落ちていくことを楽しめるようにならなければ。

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