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「種まく人」ジャン=フランソワ・ミレー

実は年に一度くらい、文学的なイベントに出かけている。

シンポジウムを聴講しに東大の赤門をくぐったこともあるし、講談社のホールに行ったこともある。 
数年前、ある作家の講演をとある私大で聴き、ふむふむとうなずいたのが、質疑応答の際に出たこんな言葉。

「作家にとって読書量とは、相撲取りにとっての体重だ、と柴田元幸さん(翻訳家、前東大教授)が言っていた」

つまり作家にとって読書量とは、十分条件ではないにしろ、必要条件ではある、ということなのだろう。
ぼくは思った。「おれ、ガリッガリやな」
ただ、この作家の口から出た別の作家の言葉を聞いて再認識したのは、作家が勝負するのは「体重」ではないということ。
ぼくは先達の話を聞きながら、そう思いました。

さて、作家にとって読書量が、土俵で勝負していくうえで最低限の武器であるならば、スロッターにとってそれは何だろうか?

資金?
知識? 
行動力?
ホールの情報?
洞察力?

全部だろうなあ。

スロットは総合的なギャンブルだということなのか?

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