書くこと、賭けること

どうもはじめまして。スロ小説家のブログです。

すべての書かれたもののうちで私が愛するのは、自分の血で書かれたものだけだ。
血で書け。そうすればきみは、血が精神であることを経験するだろう。

フリードリヒ・ニーチェ 永井均訳
「ツァラトゥストラはこう語った」
読むことと書くこと、より

百七話「感情を練習する」


   喜


 今のほとんどのスロットには、プレミア役というのがついている。そしてそれは数万分の一というような確率である。けっこうな確率ではあるのだけど、現実可能な確率でもある。

人間は、誰もが主人公である。が、現実は、数十億人の主人公を許容するほど甘い世界ではない。能力には差があり、持っている資産には多寡があり、椅子取りゲームで勝てるのはひとりだけである。

 けれどパチンコ屋の中だけは、現実的な可能性として、人がうらやむ主人公になれる可能性があるのだ。

 それが喜びか? と言われるとわからない。むしろ苦しみかもしれない。

 でも、やっぱりフリーズ引いたら嬉しいですよね。

   

   怒

 

 ある漫画の中で、人が怒る理由を観察しろ、というアドバイスをする人がいた。でもその漫画が何かは覚えていない。それでもその台詞だけはどうしてだか覚えている。言葉って不思議だ。

 たぶんその人間の思考システムを知れということなのだろう。ある人間は宗教心を最優先事項とする、ある人間は社会的道徳を最優先事項とする、ある人間は家族を、ある人間は金を、ある人間は名誉を。

 短気は損気というが、何をされたら許せないかを自分で把握しておくことは重要な気がする。そして、スロットに負けて(自分を、また、店を、また、メーカーを、また、他人を)許せないという人は、スロットを打つべきではないと思う。また、逆に、スロットに勝つと、その勝ちを守ろうと、怯える心が生まれる。これも取り除くべき要素だと思う。得たもののせいで自由でなくなるのだとしたら、何のための勝利であり、獲得だろう? そんなもの、捨ててしまえ。
 自戒の念をこめて。


   哀


 初めてパチンコ屋に入ったのは十四歳の夏だった(社会にはある種の寛容と、それから無知と習慣とによる不寛容がはびこっていた。もちろん、今と比べると、ということだ)。私は現金機と呼ばれていた台に百円か五百円を投入し、じゃらじゃらと出てくる玉を機械仕掛けのハンドルでもって弾いてみた。どこを狙っていいやらさっぱりわからず、とりあえず周りの人と同じようなところを目がけていると、中央やや下部の花みたいな形をしている入り口に玉が吸い込まれ、ど真ん中に設置された液晶画面の中の数字が軽薄な音と共に動き出した。3、2、6。ハズレということだろう。それが続いていく。どうなったらこれは当たるのだろうか? わからない。周りを見ると大きな箱を何箱も積む御仁がいる。百円だか五百円はあっという間になくなる。ポケットにはもう小銭がない。千円札を両替して、五百円。すぐになくなる。アホくさい。これが初めてのパチンコに対する感想だ。もう五百円。もう五百円。もう五百円。もう五百円。ん、数字が揃った。大当たり、なのか。じゃらじゃらと玉が落ちてくる。じゃらじゃらと、じゃらじゃらと……
 気づくと今年、三十四歳である。


   楽


 演技のレッスンで、人間の感情「喜怒哀楽」を、それぞれ無声で表現するという課題があった。喜怒哀は比較的誰の演技でもそれとわかるのだけれど、楽に関しては、それが何を表現しているのかさっぱりわからないものが多かった。それに、喜ぶとの区別がつきにくいのだ。
 私の選択は、自宅の部屋での一コマだった。まず目を閉じて寝そべっている。寝そべりながら、寝返りを打ち、寝返りを打ち、目を開けて、もう一度目をつぶる。目を開けて、携帯電話をのぞき、もう一度目を閉じる。要は眠っているところを表現したわけだ。「わかりにくいね」と講師に言われた。

 私の表情をちらっと見た後、表現ってのは表に現すって書くでしょう、と講師は言った。はい。と私はうなずいた。
「じゃあ次の人」

 はい。と別の誰かが立ち上がる。表情だけの演技が続いていく。わかりやすいとかわかりにくいとかの前に、楽って何だろう? と思いながら、私は他人の表現を眺めていた。

 スロットしたいな、と思った(喜にもどる)。

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百六話「哀しみの北斗。単発単発単発2連単発2連」

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いまさらながら、自分の中で(第四次or第五次くらいの)北斗転生ブームが訪れている。

ひとつには、バジリスク絆のBCシステムの解析が出て、シナリオ管理という(しかも26通りって……)、想像の遥か向こう側の中身で、覚えるのが大変だな、ということ(ちょっと逃げ腰)。
今これが打ちたい、という台が見当たらないこと。
それと、前日がゴールデンウィーク最終日だったため、そこそこの客つきがどこの店にもあって、単純に北斗に回っている台が多かったこと。
というか、何か楽しいから。やっぱ北斗。

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百五話「バジ絆も(BT中BC引けると)楽しい。ハーデスも(ゲーム数が乗ると)楽しい。モンハン月下も(狩猟できると)楽しい。けどやっぱ北斗だ」

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たまにはスロットのことを真正面から語ろうと思う。

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作者 寿
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ふと思う。スロ歴ってどれくらいなんだろう? 今年で20年? そんな経つ? ピーいれたいね。スロットばっか打ってるわけじゃなくて、普段は小説書いてんすよ。ちっとも売れないけどね。つうか売ってないしね。けどこのブログだと読めんすよ。フォウ!

ブログポリシー「my rights sometimes samurai!」
当ブログは、寿という人でなしが小説を書くなかで、
また、スロットを打つなかで、
はみ出たものを一所懸命につづったものです。
基本的に毎日更新してはいますが、
毎朝グビグビ飲めるというほどあっさりした、
また、健康的な文章ではありません。
油ギトギトのラーメンというほどではないと思いますが、
胸焼け、食あたりを起こす可能性がある由、ご留意くださいますよう。

また、コメントは大歓迎です。
引用ももちろん大歓迎ですが、引用元の記事を明記していただけると幸いです。
それでは今日もはりきって行きましょう! どこへ? パチンコ屋へ。
1日1回のポチを。
血がたぎります。

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