書くこと、賭けること

どうもはじめまして。スロ小説家のブログです。

すべての書かれたもののうちで私が愛するのは、自分の血で書かれたものだけだ。
血で書け。そうすればきみは、血が精神であることを経験するだろう。

フリードリヒ・ニーチェ 永井均訳
「ツァラトゥストラはこう語った」
読むことと書くこと、より

第百四十一話「スランプが来た。ここに来た。」

書くことがない。

いや、書くことはある。書くことはたくさんあるのだが、しかし、それがことごとくつまらないものに思えてしまう。 

過去の文章を読み返してみてもそう思う。何だ「オスイチとオカルトの間」って。アホか。何だ「寿レディオ」って。そんなもん聴きたいやついねえだろ。

かろうじて残っている理性的なぼくは、チャンスだ、と思う。この葛藤の向こう側に、新しい世界が待っているはずだ、と思う。

自分を否定したいというのはただの甘えだ。あまえんぼさんの「ママこれ買って」攻撃と同じなのだ。

しかしそうはわかっていても、精神は重く、苦しく、何もしたくない。文章を書くことも、外に出ることも、スロットをすることも、飯を食べることもしんどい。何もしたくない。何もしたくないのに、何もしていないことが耐えられない。何だこの、ハレンチな男子の行動に、両手で目を隠しつつ指の間からばっちり見ている小学生の女子みたいな矛盾は。 

何もしたくない。何もしたくはないが何かをしなければ精神が保てない。ということで、文章を書いていく。




しかし言葉が続かない。空白を埋める言葉が見当たらない。



何だかこういう精神状態の人をどこかで見たことがあるような気がする。

何だっけ。

どこだっけ。

……


……


……



「ファイトクラブ」だ。


記憶を頼りにファイトクラブのあらすじを書いてみる(インターネットには頼らずに)。だから間違っているかもしれないけれど、ご容赦ください。

主人公はアメリカ人。イケてる北欧製の家具に囲まれ、パリっとした服を着て、各地を飛行機で飛び回り、何の欠損もない生活を送るシティボーイ。
そんな彼だが悩みがあった。
眠れない。眠れない。全然眠れないのだ。
もう何ヶ月も寝ていない。
そんな彼が試みたことは、シャレにならない状況にいる人たちの集まりに参加することだった。

末期ガンの患者たちが集うサークルに行き、自身の病状を告白し(もちろん嘘だ)、抱きしめあって涙を流す。すると、その夜、主人公はぐっすりと眠ることができた。

あまりにジコチュー、モラルなど一切ない、イカレた人間の行動であるが、ここでこの作品が示しているのは、生と死のコントラストである。

「死」から遠く隔たった、より多くを持つ者(主人公)が、死に近接した後先の少ない人間から「生」を得る。
幸福とは何かという普遍的命題。格差や人生やお金というもののメタファーでもある。

この後、主人公は、他者と「殴りあう」ことでさらなる「生」を実感、体得していくのだけど、まだ見ていないという方のなかで、興味のある人は見てみてください。実にファンキーでクレイジーでぶっ飛んだ映画です。エドワード・ノートンもブラッド・ピットもカッコイイですし、サブリミナル効果的に日本では放送できない男性のある部分が一瞬映りこんでいるシーンもありますし(こんなもんいらねーと思いますが笑)。

戦場にウツ病はないという。平和になって初めてそれは発症する。ともあれ、ぼくの今の状態も、そんなような類の「精神の痛し痒し」だと推察される。
眠い。けど眠れない。
何もしたくない。けれど何もしないことに耐えられない。
その葛藤が。

つうかさ、書くことがない、と言って、こんなに書くことがあるじゃないか、とぼくはぼくに言ってみる。

「でも、この文章、面白いか?」

ダレ?

「は? 今おまえが自分で書いたんだろ」

何を?

「ぼくはぼくに言ってみる、って」

……


「どうした?」

思い出した。

「何を?」

何でもいいだろ。

「言えよ。おれらの仲だろ」

うるせえ。

「もったいぶらずに早く言えよ」

数ヶ月、日本語をいっさい喋らずに、日本語の文章を書き続けたことがあった。

「ああ。わざわざ外国に住んで小説を書くとかようやるわ。日本語が変になってたもんな」

余暇時間に英米の映画を70本くらい字幕なし(もしくは英字幕)で見た。ファイトクラブもその中にあった。

「そうだった。たしかおれたちの人生で三回目の『ファイトクラブ』だった」

四回目だ。つうか、おれたちとかやめろ。

「おれたちだろ」

おれ、だ。
とにかく、ぼくはそのときに気づいた。

「何を?」

スランプとかブルーは長く続かないことを。

「そりゃそうだ。ふつう神経が持たん。どこかに逃げ道を、あるいは、答えを見つける。なかば強制的に」

それに、今のぼくは、そのときのぼくより遥かに恵まれている。

「どうして?」

これだよ。君。

「君とかやめろ。つうかこれって何だ?」

ブログだ。
今のぼくにはブログという外部との連結装置がある。とっさに英語が出てこなくてしどろもどろになることもない。何かを言いかけた後でnever mind.とごまかさなくてもいい。
それに何より、あの場所があるじゃないか!

「あの場所?」

そう、外国にはない。あの場所だ。

そうだ!

「おい」

(着替える)

(歯を磨く)

「おい!」

じゃあ行ってくる。

「どこへ?」

パチンコ屋に。

「おい待てって。文章がまだ途中だろ」

This conversation is over.

話は終わりだ。もうおまえは眠れ。じゃあな!




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第百四十話「アケギヌのいない伊賀軍団」

近頃めっきり精神重し。
梅雨という季節のせいなのか。梅雨の合間が続いたせいなのか。それともバイオリズムか。そういう年頃なのか。 

shut the fuck up Kid! 「黙れ小僧」


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第百三十九話「引けども引けども2連を超えず(ARTは引けず)」

時々、こんなんやってらんねえ、という日が訪れます。ギャンブルだもの。そりゃありますとも。

哀しみをぺたぺたと貼り付けていきましょう。

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2連

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単発

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単発

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単発
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BAR単
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BAR単

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単発

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天国内でビッグを3回引くも、ARTはナシ、最高枚数時のシャメ

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単発

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単発(追想+20)

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2連

この人すごいヒキしてるなあ、と思ったのは、モンハン月下を960から打って、絶妙なタイミングで小役を引き続け、火山に閉じ込められて、9000円負けたことですかね。

この人にかけてあげる言葉を考えているのですが、全然思いつきません。ぷぷぷ(自嘲)。

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作者 寿
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ふと思う。スロ歴ってどれくらいなんだろう? 今年で20年? そんな経つ? ピーいれたいね。スロットばっか打ってるわけじゃなくて、普段は小説書いてんすよ。ちっとも売れないけどね。つうか売ってないしね。けどこのブログだと読めんすよ。フォウ!

ブログポリシー「my rights sometimes samurai!」
当ブログは、寿という人でなしが小説を書くなかで、
また、スロットを打つなかで、
はみ出たものを一所懸命につづったものです。
基本的に毎日更新してはいますが、
毎朝グビグビ飲めるというほどあっさりした、
また、健康的な文章ではありません。
油ギトギトのラーメンというほどではないと思いますが、
胸焼け、食あたりを起こす可能性がある由、ご留意くださいますよう。

また、コメントは大歓迎です。
引用ももちろん大歓迎ですが、引用元の記事を明記していただけると幸いです。
それでは今日もはりきって行きましょう! どこへ? パチンコ屋へ。
1日1回のポチを。
血がたぎります。

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