書くこと、賭けること

どうもはじめまして。スロ小説家のブログです。

すべての書かれたもののうちで私が愛するのは、自分の血で書かれたものだけだ。
血で書け。そうすればきみは、血が精神であることを経験するだろう。

フリードリヒ・ニーチェ 永井均訳
「ツァラトゥストラはこう語った」
読むことと書くこと、より

第六十話「パチンコ屋の中で落とした哀しみを」

アナザワさんちのハーデスさん。

店の傾向からいけるかな、と当日450前日444の台。
打ち始めてすぐ、当日764、前日146の台が空いたので、移動。
800ゾーンのざわざわはなし。中段リプがやたら来るなあと思っていたら、917ゲームでヒット。お犬様が出てきて+80(過去最高だ)。一枚役で+50。そのまま終了。ほぼとんとん。

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つづいて先ほどの台が空いているので打つ。

何だかすぐにざわざわしはじめ、2kでヒット。お犬様が出てきて+60、即終了。

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ほぼとんとん。

つづいて当日614、前日202、打ち始めてすぐリプ+鎖煽りが三回。ヘルゾーンは入らず。
1000ゲームあたりでプルートステージへ。えらそうな出目が頻発。
も、ステチェン。ん? ミノスステージ。
前作だと、天上っぽいステージから砂漠っぽいステージに落ちると、高モードが続いているっていう示唆だったよな、と思っていると、 一枚役を引き、三ゲーム後に333。カウンタを見上げると1075ゲーム。お犬様が出てきて+60。

即終了、と思いきや、一枚役から液晶ざわざわ。アナザワさんちのペルセポネさん初降臨。

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ちょこちょこ乗せて、終了。
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ほぼとんとん。

うーん。 続きを読む

第五十九話「期待値オトコ、経歴を詐称する」

期待値オトコは期待値オトコ的にこう考えた。


キャバクラに期待値はない、と。

キャバクラの売りは当然女の子であり、その女の子に初めて来た客とマジメな恋愛をされたら商売にならないのである。

となると、キャバクラで働く女の子のする行動はひとつ、次回来てもらう、ということである。

メールアドレスの交換も、その微笑みも、優しさも全部。


と、頭ではそう思う。

横を見ると、露出度の極めて高い服を着た女性に対し、にやにやしつつもスロットの仕組みについてえらそうに講釈をたれるオカルトおとこがいる。

絶望的だ、と期待値オトコは思う。

キャバクラにおいて、おそらく期待値は変動する。客の身分によって、持ち金によって。ある特別な人間にだけ、たぶん期待値は存在するのだ。でも、おれらにはない。

このピラミッド型の世界において、おれらは底辺以下なのだ。


「何してる人ですか?」と言われ、思わず「学生です」と言ってしまった。

「そうなんですね。わたしもです」

「……」


その女性は20分ほどで違う席に移っていった。「気に入ったなら指名すれば」とオカルトおとこは言った。

できなかった。



次についた女性にまた「何をしてる人ですか?」と聞かれた。

思わず「海洋生物学者です」と言ってしまった。

「え、すごーい」と言われた。


この店に入って以来、期待値オトコはひっきりなしに安い焼酎の水割りを飲んでいる。完全に酔っ払っていた。ここは何をするところなのだっけ? よくわからなかった。


期待値オトコは知りもしない海洋生物学について、ぺらぺらと喋っている。ウソをついている自覚すらない。


イルカはね、コミュニケーションを取っているんです、と期待値オトコは言う。うんうん、と女性はあいづちを打ってくれる。それが心地よく、期待値オトコは適当なことをそれらしく喋っていく。


ああそうか、と期待値オトコは思う。博打において、ブラフというのは、期待値を上乗せする手段でもあるのか。これは使えるかもしれないな。


いやいや。それはただのウソである。捏造である。


オカルトおとこはにやにやしながら、聞かれてもいないスロットの話を喋り倒し、期待値オトコは経歴詐称の手ごたえを感じ、キャバクラの夜はふけていくのだった。


会計時、オカルトおとこは、たけえ、と言った。

自分のお金で来るのは無理だな、と期待値オトコは思った。


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第五十八話「期待値オトコ、フリーズする」

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生まれて初めてひとりで酒を飲んでいるのは、期待値オトコである。


道がある、と彼は思う。一本の道だ。おれはその道をただ何となく歩いてきた。時に立ち止まり、時に迷い、それでも何とか歩いてきた。歩いてきた、はずだ。

……でも、この道の先にあるのは行き止まりなんじゃないか?


期待値オトコは残っていた生ビールを一息に飲んだ。わからなかった。ジョッキが空になり、彼は同じものを注文する。

ほどなくしてビールが届き、彼は再び急角度にジョッキを傾ける。

……ふう。

居酒屋の喧騒は彼の心をほんの少し落ち着かせてくれた。


少しは貯金があるのだ、と彼は思う。でも……


後二週間で消費税が上がる。すでに換金率が変わった地域があるという。このあたりでも下がるのではないか、という噂がある。等価向けの台を非等価で打つことへの憤りを感じる。が、そんなことを言ったら、いつまでこんな風にパチンコ屋で期待値を追えるかなんてわかったものではないのだ。


先が見えなかった。
 

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作者 寿
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ふと思う。スロ歴ってどれくらいなんだろう? 今年で19年? そんな経つ? ピーいれたいね。スロットばっか打ってるわけじゃなくて、普段は小説書いてんすよ。ちっとも売れないけどね。つうか売ってないしね。けどこのブログだと読めんすよ。フォウ!

ブログポリシー「my rights sometimes samurai!」
当ブログは、寿という人でなしが小説を書くなかで、
また、スロットを打つなかで、
はみ出たものを一所懸命につづったものです。
基本的に毎日更新してはいますが、
毎朝グビグビ飲めるというほどあっさりした、
また、健康的な文章ではありません。
油ギトギトのラーメンというほどではないと思いますが、
胸焼け、食あたりを起こす可能性がある由、ご留意くださいますよう。

また、コメントは大歓迎です。
引用ももちろん大歓迎ですが、引用元の記事を明記していただけると幸いです。
それでは今日もはりきって行きましょう! どこへ? パチンコ屋へ。
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