書くこと、賭けること

どうもはじめまして。スロ小説家のブログです。

すべての書かれたもののうちで私が愛するのは、自分の血で書かれたものだけだ。
血で書け。そうすればきみは、血が精神であることを経験するだろう。

フリードリヒ・ニーチェ 永井均訳
「ツァラトゥストラはこう語った」
読むことと書くこと、より

6、長崎 Nagasaki

接客業をしている頃、佐世保北高校出身だという男性のお客さんに会ったことがある。翌日、今度は女性で、佐世保北高校出身というお客さんが来店した。

佐世保北高等学校。「坂道のアポロン」というマンガの舞台にして、村上龍の母校である。男性客は、僕は実は村上龍の小説が好きではないんです、と言い、女性客は、私は実は村上龍の小説を読んだことがないんです、と言った。


そんなことを思い出しながら、イルカを見に海に出た。

あそこに見える山は雲仙普賢岳である。長崎は島の数がダントツの日本一位である。たしか千に近い島がある。イルカは群れでばっしゃばっしゃと泳いでいた。遊ぶようにぐるぐる回ったり、ジャンプしたりしていた。そのイルカを何艘もの船が追いかけ、そこに乗る老若男女の観光客たちは、イルカの一挙一動にスマホや携帯やデジカメを向けている。

ふと思う。なぜおれはこんなところにいるのだ?


 観光をしにきたわけではないのだ雲仙普賢岳

5、福島 Fukushima

DSC_1847
恥ずかしながら、バルセロナのダリミュージアムで、諸橋近代美術館という世界屈指のダリのコレクションを持つ場所があることを知った。

磐梯山の裏、五色沼のそばに建つその瀟洒な建物は、風景と見事に調和していた。


ダリと縁も縁もないこの国に、どうしてこれほどまでのコレクションがあるのか不思議なくらい、ダリ、ダリ、ダリ、である。

中でも目を引くのが、大作「テトゥアンの大会戦」である。ぼくはその巨大な絵画をじっと見つめていた。

その間、何人もの人がその絵画が飾ってある部屋に入っては、出て行った。

ぼくはじっと絵を見つめていた。


と、向こうからの目線を感じ、「は」と思う。

サルバトーレ・ダリがそこにいるのだ(ダリは戦争を描いたこの絵の中に、自身と、それから最愛の妻を紛れ込ませている)。

ぼくは心の中で言う。

「ダリ先輩」

もう一度言う。

「ダリ先輩」

ダリは何も答えない。あのヒゲを尖らして、ただこちらを見ている。
 

「あざす。ダリ先輩。おれ、がんばるっす」ぼくは巨大な絵に背を向けて、部屋を出た。


 やれやれとダリ先輩はジョジョ立ち


4、岩手 Iwate

 普通の市バスの運転手(高齢の男性)がなぜか、延々とガイドをしてくれる。
 

「遠回りして、小岩井農場に行きますね。こんなこと普通の運転手はしませんよ」


そりゃそうだ。ぼくは笑う。
 

「ここが、小岩井農場ですよ」と運転手は言う。


ここが、小岩井農場か、とぼくは思う。


ここを想って宮沢賢治は小岩井農場を書いたのだ(たぶん)。


(あいまいな思惟の蛍光 きっといつでもかうなのだ)


(これがじつにいゝことだ どうしようか考へてゐるひまに それが過ぎて滅くなるといふこと)



ぼくは賢治に包まれていた。そしてたぶん、運転手さんも。


”たむぼりんも遠くのそらで鳴つてるし

雨はけふはだいぢやうぶふらない    


ラリツクス ラリツクス いよいよ青く

雲はますます縮れてひかり

わたくしはかつきりみちをまがる”


宮沢賢治 小岩井農場より(1922.5.21)


 春と修羅抱えて銀河バス

作者 寿
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ふと思う。スロ歴ってどれくらいなんだろう? 今年で19年? そんな経つ? ピーいれたいね。スロットばっか打ってるわけじゃなくて、普段は小説書いてんすよ。ちっとも売れないけどね。つうか売ってないしね。けどこのブログだと読めんすよ。フォウ!

ブログポリシー「my rights sometimes samurai!」
当ブログは、寿という人でなしが小説を書くなかで、
また、スロットを打つなかで、
はみ出たものを一所懸命につづったものです。
基本的に毎日更新してはいますが、
毎朝グビグビ飲めるというほどあっさりした、
また、健康的な文章ではありません。
油ギトギトのラーメンというほどではないと思いますが、
胸焼け、食あたりを起こす可能性がある由、ご留意くださいますよう。

また、コメントは大歓迎です。
引用ももちろん大歓迎ですが、引用元の記事を明記していただけると幸いです。
それでは今日もはりきって行きましょう! どこへ? パチンコ屋へ。
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